(番外編)New Jack Swingおすすめ曲

Twitterの質問箱に「Teddy RileyやNew Jack Swing、80〜90年代の音楽に興味が出てきた」という嬉しいご質問を頂きました。語り出すと長くなりがちなオタクゆえ、こちらでざざっとご紹介いたします!

 

New Jack Swingはまさにテディが作り上げた音楽と言っても過言ではないので、彼がプロデュースした作品を中心に、ざっとYouTubeのリンクを貼っていきますね。

 

 

Britney Spears - My Prerogative

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まずは前回もご紹介したこちらから。

この曲、My Prerogativeはボビー・ブラウン(ホイットニーの夫)のカバーですね。ボビー・ブラウンはNew Jack Swingと言われるジャンルで一時代を築いた人です。この曲を聴いたのをきっかけに、私は80年代のNew Jack Swingも手当たり次第聴くようになったわけですが、この時のプロデューサーがテディ・ライリー、つまりEXOのCall Me Babyのプロデューサーです。

私の音楽遍歴/EXOにたどり着くまで - 私がジョンデに堕ちたのは

 

オリジナルはBobby Brownのこちらですね。

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ブリちゃんのバージョンと比べると、オリジナルの方がスネアの音が強調された、いかにも80年代っぽい仕上がりなのがわかります。

 

 

SWV - Right Here (Human Nature Radio Mix)

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SWVといえば、EXOが"Ya Ya Ya"でサンプリングしたネタ元の"You're The One"を歌っていたグループです。リミックスをテディが手掛けてるんですが、このリミックスではなんとMichael Jasksonの"Human Nature"が恐ろしく大胆な使い方をされているんですよ…こんなことができるのは、マイケルと親しかったテディならではかもしれません。シンセの音がいかにもこの頃の音楽なんですが、こういう音作り、最近また流行ってきてますね〜!

 

 

Michael Jackson - Remember The Time

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マイケルとテディの作品はたくさんありますが、私はこの曲が一番好きです!トラック自体はシンプルで、多重コーラスが効いていて、SMの音楽性は間違いなくこういった音楽からも影響を受けているのだろうなと感じられます。MVもまるで映画並みの豪華さで、王様役をエディ・マーフィー、お妃役をイマン(スーパーモデルでデヴィッド・ボウイのパートナー)が演じています。

 

なお、この当時テディは24歳。この若さでマイケルのアルバムに全面的に関わるのもすごいですが、この若さの彼を大胆に起用したマイケルもすごいと思います。

 

 

Michael Jackson - In the Closet

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Remember The Timeと同じアルバム(Dangerous)からだと、この曲もまさにテディの音ですね〜。このMVを観るたび、これをテミンちゃんかレイちゃんにカバーして欲しいなと思ってしまいます。

 

 

Boyz II Men - Motownphilly

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バラードの名手として日本でも人気の高いBoyz II Menのデビューシングルも、実はニュージャックスウィングでした。プロデュースはダラス・オースティンという、これもまた有名どころです。この後彼らはバラードで売れに売れるので、デビュー曲がこれだというのが猛烈な違和感ですが…

 

美しいコーラスワークが生きるバラードだと、マライアとのこのコラボが空前絶後の大ヒットでした。これも典型的な90年代の音ですが、今聴いても全員の歌のうまさが鳥肌ものです。イヤフォン推奨の美しいコーラスワークです!

 

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TLC - Ain't 2 Proud 2 Beg

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先ほどのダラス・オースティンの作品でいうと、TLCの初期の作品も入りやすいかもしれません。余談ですが、私はいつもBLACK PINKのリサちゃんのラップを聴くと、このグループのラッパーのレフトアイのことを思い出します。アイドル的可愛さもありつつ、キレキレのラップができる人だったんですよ…残念ながら彼女は事故で亡くなってしまったんですが、90年代の彼女たちのサウンドは強くて洗練されていて、今でもたまに聴きます。

 

 

TLC - Diggin' On You

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この曲のプロデューサーはBabyfaceと言って、この方も90年代の音楽シーンを語るのに絶対は外せない人の一人ですね。マライアや先ほど挙げたBoyz II Men、マドンナなどなど、とにかく大物とのコラボレーションが多く、ヒット曲を連発した人です。彼の音にもすごく特徴があって、聴けばすぐに「あ、Babyfaceの音だ」とわかるほどです。

 

 

Guy - Dancin'

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テディは自身でもGuyというグループをやっていて、90年代後半ぐらいまで活動していた記憶があります。この曲で初めて「テディ自分でも歌ったり踊ったりしてたんだ」と知りました。

 

有名どころでいうと、ざっとこんなところでしょうか。もっとごりごりのブラックミュージックで言うと、Kieth Sweatの"I Want Her"とか、Tony! Toni! Tone!というグループの"Feels Good"あたりかなと思いますが、この辺りは正直、似ているといえば似ているので(笑)、どっぷりハマってしまったら聴くのがいいかもしれません。

 

ちなみに、ここ数年このニュージャックスウィング回帰の流れが来ていますが、大きなきっかけになったのは、Bruno Marsのこの作品でしょうね〜!このご陽気さ、バブルっぽさ…20年前の音楽をここまでフレッシュに蘇えらせる彼はやはり天才です。このアルバムは全曲そんな雰囲気で貫かれていて、とても完成度が高い名盤です。

 

Bruno Mars - 24K Magic

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Bruno Mars - Finesse (Remix) (feat. Cardi B]

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もしSpotifyやApple musicなどのサービスを使われているのであれば、New Jack Swingでたくさんプレイリストが出てくると思うので、その辺りから聴いてみられても良いかもしれません。質問者様が素敵な音楽に出会えますように!