Dynamicduoのお二人とジョンデが、また素晴らしいコラボ曲を届けてくれました。昨夜からずっと聴き続けています。
다이나믹 듀오 (Dynamicduo), 첸 (CHEN) - '혼자 (You)' MV
曲が出るたびに「この人を好きでよかった」と思わせてくれるキムジョンデ、最高。好きになってから、ただの一度もがっかりさせられたことがない。#혼자가_아니야_종대야 #CHENxDynamicDuo_You#혼자_듣기_아까운_첸다듀
— 𝔸𝕡𝕣𝕚𝕝 (@kjd_april) 2020年1月23日
ただただ目を閉じて聴き入ってしまう、素晴らしい音楽。このところずっと耳に入り続けていた雑音が、ぴたりと止まりました。
さくっと曲の感想を。まず歌い出し、美しいピアノとフィンガースナップだけのシンプルな音に、息をたっぷり混ぜた柔らかい声で歌うジョンデの声。この瞬間から、この音楽の世界に引き込まれますね。ひたすら後悔と懺悔、過ぎた日を惜しむ、そんな歌詞にぴったりな美しくて切ないトラックとラップ(ダデュ先輩、本当にお上手!)に、ジョンデの憂いのあるボーカルがオーバーラップしていく…いつもながら、切なくて悲しい歌を歌わせた時のこの人のセンスたるや、脱帽ものです。
この曲でのジョンデのボーカルは、AileeちゃんのLoveに参加した時によく似ていますね。いわゆるミックスボイス(頭声と胸声を混ぜる)というものだと思います。ソロ第2集の"My Dear"あたりにも通じるものがありますが、あれはやはりご本人が主役なので、後半になるにつれてもっと熱量が大きくなっていく感じがします。それに対して、客演の時のジョンデの声には、確かな存在感があるのに、決して出しゃばらない控えめさを感じるんですよね。
根底にあるのは、主役である相手へのリスペクトなのだと思います。ジョンデ自身の声で入るバックコーラスの声もとても抑制されたもので、この曲の世界に完璧にマッチする仕上がり。このバランス感覚やセンスを見るたび、彼の知性に唸らされます。
また今回のこの曲が、メロドラマ的でありながらとても洗練された仕上がりになっているのは、さすがのDynamicduoだと思いました。こういう音楽は、やりすぎると途端に陳腐になるのでね。Jazzの香りの強いピアノに、控え目なストリングス。MVの雰囲気も相まって、とても詩的で素敵。
この曲は、私の中では静かに降り続く冬の雨のイメージ。Dear my dearのときの、美しく憂いあるジョンデの顔が思い浮かびました。
私がソロや客演の時のジョンデの声から感じるのは、「艶と影」。とても色気があって、しっとりしていて、そして(彼の年齢を考えれば不似合いなほどの)影と孤独を感じる歌を歌う人だと思います。EXOで見せてくれるボーカルとも、全然違う。何より、彼がこんなボーカリストになるなんて、デビュー当時誰が想像したでしょう。
3年前のNosediveから、歌手としてのジョンデの進化を思うとそれだけで涙が出る…柔らさの中にしっかりと芯のある声の使い方といい、細やかな表現力といい…どれだけ努力したらこんなに上手になるのか。素晴らしい。#혼자가_아니야_종대야 #CHENxDynamicDuo_You#혼자_듣기_아까운_첸다듀
— 𝔸𝕡𝕣𝕚𝕝 (@kjd_april) 2020年1月23日
[MV] Dynamic Duo(다이나믹 듀오), CHEN(첸) _ nosedive(기다렸다 가)
3年前のNosediveも、もちろん素晴らしいんです。伸びやかでまっすぐな声も、正確なピッチコントロールも、曲のメッセージ通り、人の心に寄り添うような丁寧な歌いぶりも。確かこの曲も1時間ぐらいでレコーディングが終わったと言っていたような気がするんですが、それも納得の完璧な仕上がりだと思います。
それでも今回のYouを聴くと、彼がまたボーカリストとして格段に進化していることがひしひしと感じられました。声の種類の引き出しが格段に増えているし、余裕もある。こんなに自由自在に声をコントロールできたら、歌っていてもさぞ楽しいだろうなと思います。例えるなら、絵筆の種類が増えた感じ。
私はここ数年の彼しか知りません。デビューしてから2〜3年の歌に関しては、音源や映像を遡って知っているだけです。そして明確にジョンデのことを好きだと思ってからも、まだちょうど2年ほどしか経っていません。でも、そのわずか2年ほどの間だけでも、彼の歌がどれほど進化したことか…
例えば先ほど挙げたミックスボイスにしても、一番最初にハッとさせられたのは、Universeに収録されていた"Stay"だったと思います。「あれ、チェンくんはこんな声が使えるんだ」という驚きから、その後2枚のソロアルバム、2枚のEXOとしてのフルアルバムの中で、どんどん広がっていく声の世界に、彼がどれほどの練習と修正を繰り返したのか、思いを馳せずにはいられませんでした。そして、ひたむきに努力できるこの人のことを、ますます好きになりました。
歌手である以上、その時その時の結果が全てで、そこに至るまでの過程に思いを馳せる必要はないのかもしれません。おそらく、プロである本人たちだって「努力の過程も含めて評価して欲しい」なんてことは思っていないでしょう。それでも、彼がこれまでどれだけ努力して今この表現力を手に入れたのかを想像すると、私はただただ感動してしまいます。
ジョンデが歌ってくれたら、それでいい。これだけの完成度の歌を聴かされたら、もう他に言うべきことなんて何もないな。
13日の彼の結婚発表から、私もずいぶん色々なことを考えました。正確に言うと、私自身の考えもスタンスも、好きになった時からずっと変わらずそのままです。彼の人生は彼のものだから、自由に生きて欲しい、それだけです。でも、ファンたちの反応やアイドルの在り方、そして人としての生き方のことまで、こんなに自分以外の誰かのことを考えた10日間はなかったかもしれません。それについては、また改めてどこかで自分のためにまとめたいと思います。
とにかく今言いたいのはただ一つ。
ジョンデ、大好きだよおおおおお!!!どうかこれから先もずっと、あなたの好きな歌を歌い続けてね!!!!